MacBook Proを持ち歩いてて、気がついたらバッテリー残量が少ないときがある @incmplt です。
MacBook Air に比べて、スリープ時のバッテリーの減りが早い。使おうと思ってMacBook Proを開けたらバッテリー残量が30%以下とか泣けてきます。
MacBook Proのスリープは、3種類用意されており設定ができます。
※)ただし、コンソールからsudoするので、ご利用は計画的に
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3種類のスリープモード
Mac OS Xでは、3種類のスリープモードが用意されています。
通常のスリープモード「セーフスリープ」
普通に使っているときのスリープモードが「セーフスリープ」です。
セーフスリープは、今のメモリーの内容をそのまま保持して、スリープ移行時に作業中のメモリーの内容をハードディスクにコピーとして書き出します。
バッテリー切れしたときには、ハードディスクに書き出したメモリー状態から復帰しますので、作業中のデータが無くなることがありません。
高速起動のスリープモード「スリープ」
高速に作業復帰することが出来るようになるスリープモードが「スリープ」です。
「スリープ」では、作業中のメモリーをハードディスクに書き出ししません。
復帰するときにもメモリーの内容をそのまま読み出しますので、直ぐに復帰できます。
ただし、バッテリーが無くなるとメモリーにある作業中のデータも無くなります。
バッテリー持ちを良くスリープするモード「ディープスリープ」
「ディープスリーブ」は、スリープ時に作業中のメモリーの内容をハードディスクに書き出し、復帰するときにはハードディスクからメモリーを復元するスリープモードです。
スリープ中にメモリーへの給電が無いので、スリープ中の電力消費がほどんどないため非常に長い時間バッテリーを持たせることが出来ます。
ただし、スリープと復帰の両方でハードディスクからメモリーを読み込みますので、非常に動作が遅くなります。
スリープモードの切り替え
スリープモードは、「ターミナル」からコマンドで切り替えが出来ます。
※)ただし、コンソールからsudoするので、ご利用は計画的に
スリープモードの確認方法
MacBook Proのスリープモードを確認するには、ターミナルから pmset コマンドを使います。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 | $ pmset -g Active Profiles: Battery Power -1 AC Power -1* Currently in use: standbydelay 4200 standby 0 womp 1 halfdim 1 hibernatefile /var/vm/sleepimage autorestart 0 sms 1 networkoversleep 0 disksleep 10 sleep 60 (sleep prevented by AddressBookSour) hibernatemode 3 ttyskeepawake 1 displaysleep 15 acwake 0 lidwake 1 |
hibernatemode がスリープのモードになります。
- hibernatemode 3
- 通常の「セーフスリープ」モードに設定されています
- hibernatemode 0
- メモリーだけでスリープする「スリープ」モードに設定されています
- hibernatemode 1
- メモリーを常にハードディスクに書き出す「ディープスリープ」モードに設定されています
「スリープ」モードへの切り替え方
「スリープ」モードへ切り替えるには、ターミナルで次のコマンドを実行します。
1 2 | sudo pmset -a hibernatemode 0 Password: (管理者のパスワード入力) |
「ディープスリープ」モードへの切り替え方
「ディープスリープ」モードへ切り替えるには、ターミナルで次のコマンドを実行します。
1 2 | sudo pmset -a hibernatemode 1 Password: (管理者のパスワード入力) |
「セーフスリープ」への切り替え(戻しかた)
セーフスリープへ戻すには、ターミナルで次のコマンドを実行します。
1 2 | sudo pmset -a hibernatemode 3 Password: (管理者のパスワード入力) |
それぞれ切り替えたら pmset コマンドで設定内容が変わったことを確認します。
結構、使い分けるときが多いので自分への備忘録として、セーフモードの切り替え方法でした。