この記事の内容は、2023年8月時点での内容です
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WiFi対応でLuaスクリプトも使えた FlashAir W-03
WiFi対応のSDカード 東芝 FlashAir (現KIOXIA)。現在では販売終了となり新規に入手も難しくなっています。
また、Luaを使用できる W-03 も2021年 5月にサポート終了となっております。
ただ、現状でも動作するものもありますし、LuaでのFlashAirを使う情報が少なくなりつつありますので、今回は 2023年 8月現在での情報をまとめておきます。
特に FlashAir ツール 関連は、いつダウンロードできなくなるか分かりませんので、FlashAir W-03 をこれからも使う予定の方は、早めに手元にダウンロードしておくことをオススメします。
FlashAir ツール
FlashAir を使用するためのツール(アプリ)は、2つあります。
FlashAir Tool (W-04,W-03共通)
FlashAir のネットワーク設定や無線LAN設定、ファイル共有に関する設定などをするツールです。
KIOXIAのWEBサイトでは W-04 用で配布されていますが、「ファームウェアアップデート済み」の W-03 の設定もできます。
FlashAir Tool
FlashAir の 「FlashAir設定ソフトウェア」をダウンロード
FlashAir W-03 アップデートツール (W-03専用)
上記 FlashAir Tool を使用するには、ファームウェアを最新にする必要がありますが、KIOXIAの日本語サイトでは、すでに W-03 のアップデートツールは消えています。
W-04 のアップデートツールは、配布されていますが W-03 では使用できません。
W-03 のアップデートツールは、英語サイトからダウンロードします。
FlashAir Update Tool
Lua 開発に関する情報
FlashAir で動作する Lua の開発に関しては、以下のサイトで情報がまとまっています。
FlashAir で Luaスクリプトを開発するときに、FlashAir上でエディットとデバッグができるようになる「Flashtools-Lua-Editor」。
これを使用すると、Webブラウザ経由でFlashAir上でLuaスクリプトの動作確認ができます。
FlashAir で何をしているのか?
Lua が動くようになった FlashAir W-03 で何をしているのか?
私は文章を書くときなどに KINGJIM ポメラ DM200 を使用しています。
ポメラ DM200 は、無線LANを内蔵していますので、それ単体でファイルの同期や送信、QRコードでの文章の書き出しなどができます。
ただ、どうしても操作が煩雑になり使いかっての悪さを感じていました。
FlashAir W-03 と Lua での自動送信
作成した文章を「半自動的にファイルサーバーに書き出ししたい」ということで、無線LAN機能を持っている FlashAir W-03 を使用しています。
ポメラ DM200 のSDカードとして FlashAir W-03 を使用して、ファイルの書き込み(SD_EVENT)が合ったときに、自動的に指定した SFTPサーバーに対象のファイルを送信(PUT)しています。
これで サーバーへの保存し忘れなどもなく、面倒な作業もなく文章作成ができています。
サーバーにアップした文章は、サーバー側のプログラムで ブログ記事や技術文章,リポートのフォルダに配置され、自動的に RedPen や MarkdownLint などで文章の校正をチェックしています。
文章ファイルの管理
FlashAirにコピーした文章ファイルは、ポメラ本体のメモリーから削除しています。
容量の大きいFlashAirにバックアップは残りますし、書きかけの文章だけが ポメラの本体のメモリーに残っていますので、文章作成の進捗も管理しやすくなっています。