Jetson Nano Tensorflwoインストール

Jetson Nano のJetPack OS環境の準備が整いましたので、いよいよ Tensorflowの環境を構築していきます。

Tensorflow GPU版のインストール

Jetson NanoにTensorflowをインストールする方法は、公式サイトに記述があります。
基本的には公式サイトの説明に従いインストールを行うことでTensorflow GPU版の構築ができます。

以下、Jetson Nano にTensorflowをインストールしたときに手順を記載しますが、最新のインストール方法は公式サイトを参照ください。

パッケージの準備

最初に Tensorflow環境を構築するためのパッケージをインストールしていきます。

1. Tensorflowが必要とするパッケージのインストール

2. pip3のインストール

3. pythonの依存パッケージのインストール

TensorFlow GPU版のインストール

今までは TensorFlow GPU版のパッケージは「tensorflow-gpu」でしたが、20.02のリリースから 「tensorflow」に名前が変わったようです。

今回は、JetPack 4.5系の tensorflow をインストールしました。

追記:2021/03/03
JetPack環境を再構築したあと TensorFlow をインストールしたところ「2.4.0+nv21.2」というバージョンになっていました。しかし、この2.4.0+nv21.2だと tensorflowを読み込んだ後に CoreDumpすることを確認したため 「==2.3.1」のパラメータを追加しました。

インストールが終わったら、以下のコマンドを実行して tensorflow のバージョン情報を取得しておきます。

TensorFlow 2.3.1 がインストールできて環境構築が完了しました。

TensorFlowの動作確認

Jetson Nanoに TensorFlowの環境ができあがりましたので、簡単な動作確認をします。

この mnist.py を実行すると次のような結果になります。

これで Jetson NanoでCUDAを使用した GPU版 TensorFlowが使えるようになりました。

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