「段取り八割、実行二割」、仕事をはじめて最初のころに教えられた言葉です。
プロジェクトの運行というと、RFP,SLAに従い、スケジュールを引いて、工数を見積もって、クリティカルパスを算出する。ふつうの方式なのに、現在それが通用しないグループと仕事中…
彼らはドンブリ勘定でマイルストーンを決定して、後はその日まで手当たり次第に作業をこなしていく。周りは当然、行き当たりばったりの作業依頼で振り回されっぱなし。
子供のころのサッカーのように、ボールだけに固まって、必死にボールを追いかけて点数を取ろうとしているようにも見えてきます。
「ソフトウェア開発」という名前を持っているけど、趣味のプログラムから抜け出してないんですよね~。
私は、この「線の無いプロジェクト」のインフラ構築するグループのお手伝いなのです。だた、インフラ周りは、機器の調達や他の業者に関連する作業も多く、行き当たりばったりでは、まずうまく行かない部分。開発グループが行き当たりばったりでも、インフラは線表をもって、着実に進行しないと、システムの稼動が望めないので、ゴリゴリ線表を作成… そして、重大なことに気がついてしまった…
「開発グループのスケジュールには、調達の期間が、ほとんど組み込まれていない」
彼らは、秋葉原でパソコンパーツを買ってくるのと同じくらい気軽に(すぐに)、RAID-5のストレージサーバやFirewallが入手できると思っているようです(ここまでくると無知ですまされず、迷惑なだけ)。
ただいま、全ての線表を引きなおし中…
そして、いままで開発グループの行き当たりばったりにつき合わされていた、インフラ構築のグループ(私のお手伝いしているところ)は、線表が上がってきて自分の作業が良く見えてきたらしい。
デスマーチになる前に、インフラ構築は終わらせて、余計なとばっちりを受けないようにしなくては…
#いや、今の時点でも「開発側」は、うまく言っていると思い込んでいるようなので
#手遅れになるまで気がつかないと思うんですけどね…
#それまでには自分たちの分担を終わらせておかなくては…
で、そんなときに必須なツールが Microsoft Project なわけですが…
?! ここまでが前フリ?? 長いですね…すみません *_*
Projectは、買うとそれなりに高いので、スタッフ全員がProjectを使うわけには行きません。線表書く人だけが、Projectを使って、後はできるだけ安く済ますために、次のようなツールを使っています。
– HighlyDeveloped Projette
http://www.highlydeveloped.net/
.NETフレームワークを使ってProjectのファイルを表示/印刷
– Natara Project@Hand
http://www.natara.com/
PalmOSとProjectと連携し進捗の管理が可能
これらのツールを使うことで、かなり精度を高めてプロジェクトの進捗管理ができるようになりました。ExchangeやSharePointなどで連携するのが良いのはわかっていますが、そんな予算は…
兎も角、今の「線の無いプロジェクト」で、とばっちりを食わないようにしなくては!!