2024/11/11 追記
この方法はWindows11でも使用できることを確認しました。
仕事の関係もあり Windows10 と MacOS を両方使っているのですが、Windows10のキーボードのアサインが、どうにも不便だったので設定を変更して快適にしました。
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Windowsキーボードの不便なところ
MacBook Air と Windowsキーボードを使っていると、どうにもWindowsのキーボードの不便さかあります。
- 「A」の左側のジャマな「CapsLock」キー
- 「半角/全角」のIME切り替えの煩雑さ
このキー配列(というか割り当て)のため、非常に入力しにくくミスタイプも多くなっています。
これを今回は常駐アプリなどを使わずに、解決したいと思います。
ジャマな「CapsLock」を「Ctrl」に変更
みなさん「CapsLock」ってどれくらい使うでしょうか。
大文字入力するときには「シフト」キーで入力すれば問題ないので、ほとんど出番は無いと思います。その割に、CapsLockを触ってしまって変な入力になり入力ミスの原因になることもあります
さらにはCapsLockよりも、はるかに使用頻度の多い「Ctrl」キーが左下にあるものが多く、小指のポジションがズレやすくなります。
ChangeKey 非常駐のキー割り当てアプリ
今回使用するアプリは「ChangeKey」というアプリです。
ChangeKeyは、常駐せずにレジストリに設定を書き込むことでキーの割り当てを変更します。
作者さんのWebサイトから ChangeKey(LZH形式)をダウンロードして解凍します。
解凍したフォルダに 「ChgKey.exe」 がありますので「右クリックして、管理者で実行」でアプリを実行します。
レジストリの書き換えをしますので、必ず管理者として実行する必要があります。
起動すると、次のようなウィンドウ(うす紫色)がでてきます。
キーの入れ替えをしたいキーをクリックすると、割り当てるキーを指定するウィンドウ(うす緑色)が表示されるので割り当てるキーをクリックします。
最終的に私は次のような割り当てにしました。
- 「CapsLock」を「Ctrl」に割り当て
- 「半角/全角」を「ESC」に割り当て
最後に、メニューの登録から設定した内容を保存します。
保存した後は、再起動してキーの変更を反映させます。
「半角/全角」がなくなってしまっていますが、次の IMEのオン/オフの割り当てをするので、左上のデッドスペースになる「半角/全角」は「ESC」キーに置き換えました。
「半角/全角」ではなく判りやすいIME切り替え
Windowsで日本語入力やプログラミングしているときにストレスになるのが、この「半角/全角」でのIMEの切り替え方法です。
今 半角(無変換)なのか全角(IMEオン)なのか判断してから、必要に応じて「半角/全角」を押して切り替えというのは、入力速度も落ちますしストレスです。
これを次のようなキー割り当てに変更します。
- 「無変換」(スペースキーの左側)で IMEオフ
- 「カタカナ/ひらがな/ローマ字」(スペースキーの右側)で IMEオン
これによって 日本語入力をしたいときには「スペースキーの右側のキーを押す」、無変換で入力したい場合には「スペースバーの左側キーを押す」という単純な操作になります。
今の「IMEのモードがどちらか」を気にする必要がなくなります。
切り替えたいときには「どちらのモードか確認しなくても、所定のキーを押せばよい」だけです。
Microsoft IME を ATOK の割り当てをしていきます。
Microsoft IMEでのキー設定
タスクバー 右下にある「Microsoft IME」アイコンを右クリックして「プロパティ」をクリックします。
「Microsoft IMEの設定」ダイアログで「詳細設定」をクリックします。
「キー設定」から「変更」をクリックします。
「キー設定」で次のように指定します。
- 「無変換」 を IME-オフ に設定
- 「変換」 を IME-オン に設定
- 「カタカナ/ひらがな/ローマ字」を IME-オフ に設定
「カタカナ/ひらがな/ローマ字」は、「変換」のさらに右にあることが多いキーです。
このキーは自由に設定しても問題ありません。
ただ、私の使用している ミニキーボードには「変換」キーがなく「カタカナ/ひらがな/ローマ字」だけがあるので、このような設定になっています。
あとはすべてOKすれば、設定が完了です。
ATOKでのキー設定
ATOKでも、同じような流れで設定できます。
右下のATOKアイコンを右クリックして「ATOKメニュー」を選択します。
「プロパティ(環境設定)」をクリックします。
「キー・ローマ字」タブを選択して「キーカスタマイズ」をクリックします。
「ATOKキーカスタマイズ」画面がでますので、IMEの時と同じように「無変換」「変換」「カタカナ/ひらがな/ローマ字」のキー割り当てを変更します。
これでATOKの設定変更も完了です。
Windowsの入力環境の快適化の結果
私は使用する Windows10の環境で、すべてこの設定をしています。
マウスのスクロールが、WindowsとMacでは逆なので、これもレジストリを変更しています。
この設定で、Windowsで使いにくいと思っていたキーボードの不満が、だいぶ改善されました。
ちなみに私の使っているキーボードは「BUFFALO BSKBU300」シリーズというキーボードです。無駄なキーが少なく MacBook Airに近いキータッチなので普段使いに使用しています。
プログラミングや本格的なキー入力の場合には、日本語入力などはいらなくなるので HHKBも使っています。