Android 9 でキーボード付きの GeminiPDA。
GeminiPDAは、Androidの他にLinuxのインストールもサポートされていますが、私はインストールしていません。
1つのハードウェアに2つのOSでデュアルブートって、結局 面倒になって使わなくなってしまうんです。
Pomera DM-200にもLinuxをインストールしましたが、Linuxを起動する回数は少なく Pomera として文章書きマシンとして活躍しています。
閑話休題
それでもGeminiPDAの小さい環境で、PythonやPerl,Git,emacsが使いたいので Termux でLinuxコンソール環境をインストールしていました。
今回は、この Termux の環境を X-Window 接続してGUI環境を作ってみます。
以下のセットアップをすると Termux と X-Window,xfce4で GeminiPDA に X-WindowのGUI環境をつくれます。
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Termux で X-Window の方法
TermuxはCLIのみなので、それだけではGUI環境の X-Window を使用できません。Xサーバー(クライアント)を準備する必要があります。
TermuxのGUI環境については、以下のURLのwikiにやり方が書いてあります。
必要なモノは次の通りです。
- Termux X11 Repository(pkgでインストール)
- Xserver XSDL (Androidアプリ)
- Bluetoothマウス
GaminiPDAには、キーボードがありますので、キーボードは不要ですが、Bluetoothのマウスはあった方が便利です。
Termux X11 Repository インストール
最初に Termux で X11 リポジトリをインストールします。
1 2 3 | $ pkg update $ pkg upgrade $ pkg install x11-repo |
インストールができたら、ホームディレクトリに .bash_profile をつくり、次の設定をしておきます。
1 | export DISPLAY=localhost:0 |
XFCE デスクトップのインストール
X11のインストールだけでは、見た目が殺風景ですし、使いかっても悪いのでデスクトップ環境をインストールします。
今回は、Termuxでパッケージが用意されている XFCEを使用します。
1 2 3 | $ pkg install xfce4 $ pkg install xfce4-terminal $ pkg install netsurf |
Xserver XSDL インストール
Xserver XSDL は、Google Playからインストールします。
GUI環境の利用(XSDL)
インストールと設定が全て終わったら、いよいよGUI環境を立ち上げます。
最初に Xserver XSDL アプリを立ち上げます。
立ち上げるとセッションの接続待ちになりますので、Termux を立ち上げます。
Termuxが起動したら以下のコマンドを実行します。
1 2 | $ export DISPLAY=localhost:0 $ xfce4-session & |
xfce4-session を起動したら、アプリの切り替えで XSDL の画面を表示します。
少し待つと xfce4 のデスクトップ画面が立ち上がります。
これで GeminiPDA でも X-Window の環境を利用できるようになりました。
emacs も emacs-x をインストールすることで、X-Windowのemacs環境が作れます。