100gを切る 超軽量ドローン DJI Tello

2022年 6月 20日より、ドローンやRC飛行機などの無人航空機の登録義務化と、改正航空法の施行となりました。

これによって100g以上のドローンなどは登録が必要となり、自機のリモートIDをだすことが必須となりました。今まで規制対象外だった DOBBY も 199gで 100gを越えていますので、もう屋外で飛ばすことはできません。

そもそも DOBBY はメーカーがなくなってしまったので、サポートも切れアプリのログインすらできないので、数年前から文鎮化していましたが…

100gを切る高性能ドローン Tello

100gを切るドローンは、多くがトイドローンと分類されています。
これらのトイドローンは、登録の必要がなく 飛行制限のない屋外であれば飛行することが出来ます。

そして、この100g以下のドローンで 飛び抜けて高性能で拡張性が高いと思うのが「RYZE Tech Tello Powered by DJI」です。発売開始は 2018年ですので発売からは時間がたっていますが、それでも Tello の拡張性や性能を越えるドローンは少ないと思います。

本体価格が 12000 くらいで、他のトイドローンより価格が高いのですが、性能を見るとこの価格も納得という感じです。
ただ飛行時間が13分位なので、たっぷり楽しみたいならバッテリーが3本セットになっているブースターパック (約 18000 円 )が良いです。

今回は、Tello と専用コントローラーを入手して、試してみたので概要だけ。
細かい事は、また別の記事で書いていきます。

Tello を使うなら 専用コントローラー推奨

Telloは、他のトイドローンと同じように Android や iOS 端末にアプリをインストールして、操縦します。
ただ、どうしてもスマホのコントローラーは 細かな操作が難しく「ドローンの操縦ってこんなに難しいのか?!」と挫折しそうになります。

Telloは、Intelの技術が入っていることもあり、風の中でもホバリング性能などは抜群なのですが、アプリの画面を操作するため細かな操縦が直感的でないという欠点がでます。

Telloをもっと自由に上手く飛ばしたい場合には、専用コントローラーを使うのが早道です。

専用コントローラー GameSir T1d : Telloアプリから接続して操作

Tello 専用のコントローラーですが、普通の Bluetooth ゲーミングパッドのように設定から ペアリング で使うことが出来ないので注意が必要です。

Tello の電源をONにして、Telloアプリを起動します。

WifiでTelloに接続して、Telloアプリを起動する

「GameSir T1d」の電源をONにします。バッテリーの青いLEDが点滅します。
点滅を確認したら、Telloアプリの設定のアイコンから 「Bluetoothコントローラー設定」を選択します。

GameSir T1dが表示されたら、タップします。

うまくペアリングできるとメッセージがでて、TelloをGameSir T1dで操作できるようになります。

これでTelloアプリでコントローラーが使えるようになります。

離陸/着陸は R2+Y で、アナログスティックで操縦できる
R2 + Y
離陸 / 着陸
左アナログ
上昇/下降・左右回転
右アナログ
前進・後退・左右移動
L2 + 上下左右
それぞれの方向でフリップ(回転)
R1
写真を撮影
L1
録画の開始と停止

他の X,A,Bは…使いません(カスタマイズ出来るのかも??)

ただ、アナログスティックが物理的に操作できるので、これだけで Tello の操作が簡単になります。

Tello で長く遊ぶなら専用コントローラーの GameSir T1d はゲットした方が良いです。

Windows,macOS,Linux からもコントロールできる Tello

そして、Telloのもう一つの特徴が、APIにより Windows や macOS,Linux(ubuntuなど)からコントロールすることが出来ることです。

WiFiを搭載しているPCであれば、PythonとAPIをインストールしてリモートでコントロールできます。Pythonから制御しますので、特定の動作をプログラムで作成して何回でも同じ動きをさせることができます。

小型軽量の Tello で自由に飛び回る

Tello は、100g以下(約80g)ということもあり高高度を飛行するには向きませんし、山林や海上,水上も風の影響を受けやすく実用的ではありません。

実際に飛ばしてみると、風のなかの耐風性はかなりのものですが、高高度に飛ばすのは無理があります。アプリなどでも最大高度は30mになっていますが、30mまで上昇すると風の影響やWifiの到達などで、操縦が難しくなります。

10m程度で飛ばすのが、丁度良い感じ。

それでも、条件が整えば 手軽に空撮に近い撮影が出来たり敷地内を障害物レースのように飛行させたりと楽しみ方は色々ありそうです。

Pythonでリモートコントロールできるのも、他のトイドローンと違って遊べるポイントが高いです。

DOBBYはもう動かないので、Telloで色々と遊んでいきたいと思います。

専用コントローラーだけは買った方が良いです。オススメです。

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