20年ぶりのリターンモデラーで、休みの日などにプラモを作っています。
素組みから面処理して修正して、さらにサフチェック。OKになったら塗装をしてスミ入れとデカールと仕上げ。最後にトップコート。
このサフチェックを何回も行うので、そのたびにエアブラシを出して清掃してがかなり面倒。どうしても手が止まってしまうことがあります。
エアブラシは、とにかく使った後のクリーニングが面倒です。
スプレー缶のサーフェイサーも使っていましたが、入手が面倒なのとコスパの悪さがあり、何回も繰り返すサフ吹きには使いたくないアイテム。
そんなサフ吹きを手軽にしてくれそうということで、SPARMAX の FLAYER SR を購入しました。
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SPARMAX FLAYER SR
このSPARMAX FLAYER SR 最大の特徴は、塗料がボトルで装着可能で、ボトルに塗料をいれたまま長期間保存ができることにあります。
塗料ボトルをセットして、すぐに吹き始められる。
片付けはボトルをロックして外して、吹き出し口を溶剤をつけた綿棒などで拭き取るだけ。
公式サイトでは、使用上の注意点や利用方法がまとまった動画が公開されています。
SPARMAX FLAYER を使ってみたい方、これから使う方は動画を参照することをオススメいたします。
FALYERの特徴
- 塗料ボトルが分離して長期保存できる
- 塗料ボトルをさして回転させて拭くだけ
- シングルアクション エアブラシ
- ノズル口径 0.4mm
- 塗料カップサイズ 15ml
- 推奨エア圧 0.3Mpa未満
- メーカー アネスト岩田株式会社
FLAYER SRを実際に使ってみて感じたメリットとデメリットは次の通り。
FLAYER SR メリット
- すぐに手軽に使える
- 長期間保存ができる塗料ボトル
- 簡単なクリーニングで片付け終わり
- 色を変えるときには塗料ボトルを交換するだけ
さっと出して、手早く塗装して、残った塗料はそのまま長期保存できる。
グレーと黒サフ、白サフなどを簡単に切り替えてサフ吹きできる、サブ環境には最適なエアブラシシステムです。
FLAYER SR デメリット
いっぽうで、使う人を選ぶデメリットもいくつかあります。
- エアブラシはシングルアクション
- 吹くためのエア圧力が高め
- スパボトルは必須!! ちょっと…お高め
FLAYER SRは、シングルアクションのエアブラシです。塗料を開けて吹き口を下にすると重力に従って塗料がでてきます。
塗料の量も、ボトルの回転やエア圧で調整します。
吹かないときには、吹き口を上にする。試し吹きをしながら塗料の吹き出し量を調整するなどの注意が必要です。
塗料がたれないように、ボトルが下になるように作られた専用のスタンドも付属しています。
もうひとつは、吹くためのエア圧が高めなことです。
カタログベースでは、0.1Mpa必要となっていました。
実際に試した感じでは、プチコンキュート ( カタログ 0.03MPa ) で吹くにはパワーが足りませんでした。
普段使っているコンプレッサーで 0.05~0.08Mpaくらいに調整したら問題なく吹くことができます。
FLAYER SRのノズルが 0.4mm で、シングルアクションということもあり高めのエア圧が必要になります。
エア缶 をつないだ場合には、全く問題なく吹くことができます。エア缶の場合には、勢いがありすぎるので、レギュレータで抑え気味にするくらいが丁度よい感じです。
快適に使えるサブのエアブラシ環境 FLAYER SR
いくつかの注意点はありますが、すでにエアブラシを使っているかたには、手軽で塗料の保存も簡単、クリーニングも手間いらずな 快適なサブシステムとして使えます。
今まで、どうしてもサフ吹きとクリーニングが面倒で、ある程度まとまったところでサフ吹きをして仕上げをしてとストレスがありました。
FLAYER SRを導入して、サフ吹きが手軽になったのでプラモデルの作成スピードが上がりそうです。
実際に、FLAYER-SRを使い始めてから「表面チェック…あ!ダメだ。修正…サフ吹いて」この作業が簡単になって、ちょっとした空き時間でも作業できるようになりました。
コンプレッサーを動かすと、振動が気になるときにはガス缶をつかってもヨシ。
ちょっとした時間を上手く使えるツールになってくれそうです。