今までRaspberryPiのインストールというと、NOOBSを使ったりOSイメージをツールを使ってmicroSDに書き込むのが王道でした。
最近、また新しくRaspberryPi4にOSをインストールする機会があり、メジャーなOSはさらに簡単にインストールできるようになってました。
サポートされているOSなら、最新版のISOファイルを「探してダウンロード」する必要も無く「メニュー選択で3ステップ」で簡単にmicroSDのブートメディアを作ることができます。
Table of Contents
RaspberryPi Imager
今までの NOOBS は廃止になり、新しく RaspberryPi OS Imager というツールが提供されるようになりました。
このツールは、サポートしているOSならイメージの取得からmicroSDの作成まで簡単な手順で終わります。
サポートOS
サポートしているOSは次のようなものです(2021年6月 現在)
- RaspberryPi OS (32-bit) Desktop (間違いない標準環境)
- RaspberryPi OS (other)
- RaspberryPi OS Lite (32-bit)
- RaspberryPi OS Full (32-bit)
- Other General purpose OS
- Ubuntu (32-bit/64-bit) 64bit環境ならコレがオススメ
- Majaro ARM Linux (64-bit)
- RISC OS Pi (32-bit)
- Media Player – kodi OS
- LibreELEC
- Emulation and game OS
- RetroPie (SNESなどのゲーム・エミュならコレ)
- Recalbox
- Other specific purpose OS
- OctoPi
- info-beamer digital signage
- Homebridge
- Home Assistant
- TLXOS (30-day trial)
- Other Language-specific OS
- ALT,Simply Linux…
以前作成したレトロゲームのエミュレータ環境の「RetoroPie」もRaspberryPi OS Imagerで簡単に作ることができるようになりました。
インストール方法
RaspberryPi のインストールメディアを作成するには、RaspberryPi OS Imager からインストーラーをダウンロードします。
起動すると「インストールするOS」と「メディアを作成するドライブ」を指定します。
後は「WRITE」を選択して、メディアの書き込みが終わるまで待ちます。
この簡単な手順で RaspberryPi のOSメディアができあがります。
非常に簡単な手順でOSのインストールができるようになりました。
インストールオプションの指定
RaspberryPi Imager の画面で 「CTRL + Shift + X」を入力することでインストールオプションを指定できます。
このオプション画面で次のような追加の設定を書き込むことができます。
- RaspberryPiのホスト名
- SSHサーバーの有効化
- 無線LAN(WiFi)の接続設定
- ロケールの設定(タイムゾーンとキーボード設定)
初期設定の面倒な内容を OSイメージ作成時点で指定できますので、起動後の設定も簡単になります。
簡単にOS入れ替え
これで、RaspberryPiで手軽に色々なOSを試せるようになりました。
違うOSを試したいときには、microSDを差し替えて起動するだけ。
microSDも安くなってきたので、最近は128GBのmicroSDを使ってます。
低価格なノートPCやタブレットと同じくらいの容量ですね。