スマートホンやアウトドアで使うガジェットでは必須の防じん・防水規格。
最初の頃は、お風呂やトイレにドボンして故障させたこともありました。
最近のスマートホンなどは防じん・防水規格のものが多くなっていますので、多少の水やチリには強くなっています。
ただ、この防じん・防水規格を覚えるのが大変でまとめてみました。
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防じん・防水規格 IP規格
防じん・防水規格はIP規格と呼ばれます。IEC(国際電気標準会議)で決められた規格で、日本のJIS(日本工業規格)でも採用されています。
IP規格は「IP + 数字(防じん) +数字(防水)」で保護の度合いを示しています。
防じん規格
0 | 無保護。保護されていない |
1 | 50mm(5cm)より大きい固形物に対する保護 |
2 | 12.5mmより大きい固形物に対する保護 |
3 | 2.5mmより大きい固形物に対する保護 |
4 | 1.0mmより大きい固形物に対する保護 |
5 | 防じん形。粉塵が内部に侵入することを防止する。若干の粉塵が侵入しても機能する |
6 | 耐塵形。粉塵が内部に侵入しない |
防じん性能をみると、4程度では 1.0mmのゴミが侵入しますので、砂などは簡単に入り込んでしまいます。スマートフォンやアウトドアで使うガジェットは「5」以上が必須になってきます。
防水規格
0 | 無保護。保護されていない |
1 | 滴下する水に対する保護。 |
2 | 15度傾斜したときに落下する水に対する保護 |
3 | 噴霧水に対する保護 |
4 | 飛沫に対する保護 |
5 | 噴流水に対する保護。 |
6 | 波浪に対する保護 |
7 | 水中への浸漬に対する保護。規定の圧力、時間で水中に浸漬しても有害な影響を受けない |
8 | 数没に対する保護。規定される条件に従って、連続的に水中におかれる場合に適する。原則として完全密閉構造 |
防水性能をみると、スマートホンなどでは「7」の性能は欲しいところになります。
まとめると、スマートホンやアウトドアで使用するガジェットに欲しい「防じん・防水」性能は「IP57」以上のものとなります。
代表的なガジェットの防じん・防水性能
ここで手元にあるガジェットの「防じん・防水」性能を見ていきます。
iPhone SE 2020(第二世代)
iPhone SE 2020(第二世代)の 防じん・防水性能は「IP67」とされています。
十分な防じん・防水性能があります。
SONY NW-A105
仕様書をみると「防水対応 -」となっています。
音楽プレイヤーとして持ち出すことが多いですが、気をつける必要があります。
AQUOS sense 3
仕様書では防じん と防水が別に書かれていますが、まとめると「IP65」2016年モデル以降は「IP68」となっています。
十分な防じん・防水機能を持っているようです。
防じん・防水。アレこのスマホって水とか大丈夫なんだっけと悩むことが多かったので、ちょっとまとめてみました。
ニセ規格に注意
たまに海外の製品の防水機能で規格にない数字を書いて販売しているところもあります。
また、自称「IP67」な機器もあります。
通販は便利になりましたが、出所がちゃんとしている販売でない場合には、ニセ規格の商品もありますので購入前のチェックが必要です。