ちょっとした作業の時に、PORTABOOK使っています。
VAIO S11もあるので出番は少ないのですが、RGB/HDMI出力があったりして重宝してます。
ただ、やはりストレージが32GBとCPUが遅いというのはストレスです。
ストレージ問題は、システムのゴミを定期的に削除して常に5~8GB空きのある状態にしていますので問題は少なくなりました。
しかし、CPUが遅くてWindowsの操作がモタつくのは致命的。
そんなPORTABOOKを快適にするために設定を見直しました。
ちょっと古くなったWindows10を快適にするための3つの方法です。
Table of Contents
ウィンドウの表示オプションを変える
まずはウィンドウ表示のオプションを見直してスッキリ動作にしていきます。
変更する設定はコントロールパネルで行います。
コントロールパネルの立ち上げ
コントロースパネルを開くには「スタート」を右クリックして「検索」
コントロールパネル
で表示されるアプリを起動します。
メニューから選択する場合には「スタート」-「Windowsシステムツール」-「コントロールパネル」で開きます。
ウィンドウの表示設定
ウィンドウの表示設定は、コントロールパネルの「システムとセキュリティ」から「システム」を選択します。
「システムの詳細設定」 を選択します。
「システムのプロパティ」で「詳細設定」タブを選択して「パフォーマンス」の「設定」をクリックします。
視覚効果 タブで、次の項目のチェックを外していきます。
- Windows内のアニメーションコントロールと要素
- ウィンドウを最大化や最小化するときアニメーションで表示する
- タスクバーでアニメーションを表示する
- タスクバーの縮小版のプレビューを保存する
- ヒントをフェードまたはスライドで表示する
- マウスポインターの下に影を表示する
- メニューをフェードまたはスライドで表示する
- メニュー項目をクリック後にフェードアウトする
デスクトップの見た目が寂しくなってもよい場合には、追加で次のような項目のチェックも外します。
- ウィンドウの下に影を表示する
- コンボボックスをスライドして表示する
- ドラッグ中にウィンドウの内容を表示する
チェックを外したら「適用」で設定内容を反映させます。
これで、ウィンドウ操作のもっさり感が少なくなります。
アプリの先読み機能(superfetch)の無効化
Windows10では、「superfetch」という機能があります。superfetchはメモリーの管理機能で、ユーザーがよく使用するアプリケーションやデータを先に読み込んでおくことで操作を快適にする機能です。
しかし、このsuperfetchを使用するためには多くのメモリーを必要としますのでPORTABOOKのようなメモリーの少ないコンピュータでは、逆に動作が遅くなることがあります。
この機能を停止します。
「サービス」の設定を開く
superfetchを停止するには「サービス」アプリから行います。
「スタート」-「Windows 管理ツール」から「サービス」をクリックします。
サービスの設定画面が開きます。
superfetchサービスの停止
サービス(ローカル)の一覧画面から「superfetch」を探してダブルクリックします。
superfetchのプロパティの「スタートアップの種類」を「無効」に変更します。
superfetchを今すぐに停止したい場合には、サービスの状態で「停止」をクリックします。
変更したら「OK」で設定を反映させます。
隠れているアプリの停止
さらにWindows10では、アプリケーションやシステムが隠れて動作しています(バックグラウンドアプリ)。
必要なアプリもありますが、不要なバックグラウンドアプリを停止することで、無駄なCPUをとられることがなくなり動作が軽くなります。
バックグラウンドアプリの設定
「スタート」-「設定」でWindowsの設定画面を開きます。
Windows設定画面の「プライバシー」を選択します。
裏でこっそり動くアプリを一切許可しない場合には「アプリのバックグラウンド実効を許可する」を無効にします。
しかし、全て停止するとアプリの起動が遅かったり、データの更新ができなくなるので、よく使うアプリはバックグラウンド実行を許可して、たまにしか使わないアプリは「バックグラウンド実行を許可しない」ように設定するのがよいでしょう。
私は、次のようなバックグラウンド実行を停止しました。
- 3D Builder
- 3D ビューアー
- Grooveミュージック
- Microsoft Store
- Microsoft ニュース
- Microsoft フォト
- People
- Paint 3D
- Skype
- Xbox 本体コンパニオン
- カメラ
- ヒント
- フィードバックHub
- メール/カレンダー
- 映画&テレビ
バックグラウンド実行を許可しないアプリを指定したら Windowsの設定 を閉じます。
設定するとどれくらい違うか?
低スペックのコンピュータでCPUやメモリーの交換ができない場合の設定となります。
今回の設定はWindows10で動いている無駄な機能を停止することでメモリーとCPUの負荷を落とす設定です。
CPUのベンチマークなどでは、全く違いが出ませんが、Windows10を操作したときの快適さはアップしていると思います。
PORTABOOKは便利な反面 体力不足が否めないコンピュータですが、この快適設定でもう少し使っていきたいと思います。