Fostex TM2とSONYのNW-A55で、外出時のオーディオ環境を変えたら…普段使っているデスクトップ・オーディオの環境もかえたくなってきました。
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手軽に楽しむハイレゾ デスクトップ・オーディオ環境
いままでは次のような「スペースをとらず手軽に音楽を楽しむ」環境でした。
- Fostex PC100USB-HR2
- ハイレゾ対応 24bit/96kHz DAC
- Fostex PM0.3
- アクティブスピーカー
- Fostex T50RP mk3n
- ヘッドホン
PC100USB-HR2は、ボリュームコントローラくらいの大きさですが、ハイレゾ対応したPC-DACです。RCA出力とミニプラグの出力をもっており、手軽にハイレゾ環境を楽しむことができました。
手軽にハイレゾ再生の環境を整えるには、コスパもよいですし、いまでもよい環境だと思います。
この環境も手軽で良かったのですが、構築してから数年たっていますので、大幅に見直ししました。
今回環境の見直しをした最大の理由は「貧弱なソース音源をアップサンプリングして176.4kHzや196kHzのハイレゾ環境で楽しみたい」からです。
HP-A8のアップサンプリングは、ソースデータを信用せず送られてきた周波数から再計算してアップサンプリングする機能をもっているので、この機能でよりよい環境になるかなという狙いです。
HP-A8メインのオーディオ環境
今回は、この環境を大幅見直し。部屋のスペースの関係で使えなかったHP-A8をメインに、環境を再構築しました。
HP-A8の発売は 2012年ですので発売からだいぶたち、現在のフラグシップモデルは HP-A8mk2に置き換わっています。HP-A8mk2はDACチップもアップグレードしています。
予算があれば HP-A8mk2 にアップグレードしたいのですが、せっかく動くHP-A8がありますので、これをメインに再構築します。
- Fostex HP-A8
- AK4399搭載の 32bit/192kHz ハイレゾDAC
- S.M.S.L SA-50 アンプ
- RCA入力のパッシブスピーカー用アンプ
- Fostex P802
- カンスピのカスタムスピーカー
- Fostex TH-600
- HP-A8接続用のヘッドホン
スピーカーアンプが、若干パワー不足な気もしますが、ハイレゾ音源の再生に最適化して作り直した環境になります。
HP-A8 リターンズ
PC100USB-HR2をHP-A8に変えて、環境的には数年前まで使っていた環境のリファインなので、新鮮さはないはずなのですが、久しぶりにHP-A8の音を聴くと、音楽を聴くのが楽しくなってきます。
HP-A8にしたことでアップグレードした音の環境は次の通り。
HP-A8 アップサンプリングによる音質の向上
PC100USB-HR2にはなく、音質に大きな影響を与えているのがアップサンプリングによる変化です。HP-A8のアップサンプリングにより、44.1kHzのCD音源の音の間を補完して最大4倍の176kHzになります。
HP-A8 独自クロックとデジタルフィルター
HP-A8は、44.1kHz と 48kHz系で独立した高精度TCXOクロックを搭載しています。
これによりPCのクロックでの再生ではなく、より正確なクロックで再生する非同期モードを選択できます。
また、搭載している旭化成 AK4399 に搭載されている2種類のデジタルフィルターを使うと、より原音に近い再生をすることができます。
ASIOに対応したドライバ
HP-A8を最大に活かすために、ASIOに対応したドライバが提供されています。
Mac OS環境では、USB Audio Class 2.0に対応しているため、ドライバ不要で利用することもできます。
HP-A8 豊富な入力
更にウレシイのが、これでもかと言うくらい準備された入力系統です。
- SDカード DSD/WAV/Flacダイレクト再生
- USB
- AES/EBU
- Coaxial
- Optical x2
- アナログRCA
SDカードでダイレクトにDSD/WAV/Flacを再生することができるので、PCがない環境でも音楽再生ができます。
Optical(光デジタル)入力もあるので PS4 のゲーム音楽を HP-A8 から再生することもできます。もう一つの光デジタルはiPod touchからのHP-P1の入力に使いました。
※) HP-P1は、HP-V1の真空管(チューブ管)アンプでも使っています。
入力の切り替えは HP-A8 本体でもできますし、付属のリモコンでも手軽に切り替えできます。
2019年 オーディオ環境 さらなる改善
ひとまずオーディオ環境を HP-A8 ベースに切り替えでき、また音楽を楽しむ環境ができあがりました。
—–ここからは、メーカー保証がなくなる話題—–
そしてHP-A8は、もう少し環境を変える予定にしています。
購入時点から試してみたかった HP-A8 のオペアンプ交換。実はすでにオペアンプ交換した環境になっていますが、まだエージングも終わっていない状態。
もうすこし使い込んでみて、結果は別の記事でお知らせします。
—–ここまで、メーカー保証がなくなる話題—–
オペアンプはMUSES03 。DACチップがAK4399なので、ちょっと古いけど…オペアンプがOPA604APなので交換して違いがでますね。
まだまだ頑張れるよ… pic.twitter.com/TdtL70j4Pv— incmplt (@incmplt) July 22, 2019